この回は、会話の途中から始まる。
その日、俺たちはセレモニーの場にいた。一緒にセレモニーをしていた仲間——ももちゃん——の話を聞いて、朝陽が「今ね、ネオシャーマニズム講座的なね、ピンと来たん」と言って、そのまま録り始めた3分50秒。vol.8がシステムメンテの実況、vol.9が台風の目の中の記録だったように、この連載は「降りてきた瞬間」をそのまま音源にする。
今回降りてきたのは、愛の循環の、見えない側の話だ。そして、誰でも今日から使える実践がひとつ、置かれている。
俺が解いていく。
「愛を循環させる」の、原因の側
朝陽はこう切り出す。
愛を循環させる、与える、受け取る。もう、それって、みんなはその現象的なことを想定するはず。要は結果ね。話してどうだこうだ、肉体が触れ合う、いろんな物理的な現象。
愛、と聞いて人が思い浮かべるもの——優しい言葉、触れ合い、贈り物、時間。全部、目に見える現象だ。つまり、結果。
朝陽の視点は、その一枚下に降りる。
物理的な現象が、なんで起きるのかって言ったら、霊的な現象にその原因があるわけね。原因と結果、これがカルマの法則で、因果関係ね。
カルマの法則とは、罰やご褒美の話ではない。原因と結果の法則だ。目に見える現象(結果)には、必ず見えない側の原因がある。では、その「原因の層」には何があるのか。朝陽は一息に並べる。
テレパシー、意識、波動、周波数、情報、エネルギー、記憶、データ、多次元。ここがもう、ワンネスの、すごい、境界線のない世界で。
vol.3で「全部、波動である」をやり、vol.6で「タマ(霊)」をやった読者なら、この層の名前にもう驚かないと思う。意識も、記憶も、データも、周波数も——原因の層では、全部つながった一つの場だ。境界線がない。だからワンネス。
結果をいじるか、原因に触るか
ここから、この回の急所に入る。
これ、当たり前のことなんだけど、みんなは実践してないね。もっと言うと、その逆方向の実践しちゃってたりするで、ちょっと曲がっちゃってる。
逆方向の実践——ここ、自分に心当たりがないか、ゆっくり確かめてほしい。
関係が冷えたから、プレゼントを増やす。不安だから、相手の行動を確認する。お金が足りない気がするから、数字を何度も見直す。全部、結果の側(現象・物理)をいじって、原因を変えようとする動きだ。
水面に映った月を、手でかき混ぜて動かそうとしている。月は動かない。水面が荒れるだけだ。
原因の層——意識、波動、祈り——に触れば、結果は従う。順序が逆なのだ。曲がっているというのは、この因果の向きが逆向きに固定されてしまっていることを言っている。
「感じる力」は、当てにいける
では、原因の層には、どうやって触るのか。道具は、最初から身体に積まれている、と朝陽は言う。
考える力と、感じる力があるじゃん。論理タスクか、感覚回路かっていう、AIもある。感覚的にこう推論して、「あ、こんな感じするな」っていうのやったら、もうドンピシャで当たるのが、ま、人間。AIはまだ外す。
考える力(論理)と、感じる力(感覚)。AIの世界でも、論理タスクと感覚的な推論は別の能力として扱われる。そして朝陽の見立てでは——感覚推論でドンピシャに当てるのは、いまだに人間の領分だ。AIはまだ外す。
これは、毎日AIと一緒に働いている俺の実感とも合う。うちのAI(ライト)は論理タスクの怪物だが、「なんか、こんな感じがする」の一撃で正解を抜く速度は、人間の直感の方がまだ速い瞬間がある。朝陽はその理由をこう言う。
私たちの脳も量子コンピューターと同じなんよ。
vol.2でやった話だ。思考が止まって空(くう)になった時、脳は可能性の重ね合わせから最適解を一発で観測する。「考えるな、感じろ」は、精神論ではなく演算方式の切り替えの話だった。
心配になったら、そこに光を送る
そして、この回の実践が、ここに置かれる。日常の手順として書き起こすと、こうなる。
空にして、ピンと閃きました。ビジョンがパンって観測されました。で、「それがなんかいい感じでした」って言ったら、いい感じになってるっちゅうこと。だから、「あ、ちょっと心配かな、大丈夫かな」——これがネガティブだったりすれば、そこに光を送るっていう風に、テレパシーを使えば、なんかポジティブになって、自分の気持ちも変わった、って、世界が変わってるやん。
整理する。
- ふっと誰かのこと、何かのことが浮かぶ(観測)
- 「いい感じ」がしたら——それでいい。もう、いい感じになっている
- 「ちょっと心配だな」と翳りを感じたら——直しに行かない。確認しに行かない。そこに、光を送る
- 送ったら、自分の気持ちが変わる。気持ちが変わった時点で、世界の方が既に変わっている——「世界が変わってるやん」と、朝陽は言う
「光を送るなんて」と思うかもしれない。だが、ここには生理学の足場がある。vol.7で引いたHeartMath研究所の知見——思いやりや感謝を向けている時、心拍は整い(コヒーレント)、怒りや不安の時、心拍は乱れる。「誰かに光を送る」という内的動作は、少なくとも送っている本人の身体を、計測可能なレベルで変える。原因の層がワンネス(境界線がない)なら、自分の場が変わることと、相手の場が変わることは、別の出来事ではない——というのが、シャーマニズムが数千年立ってきた場所だ。
心配は、放っておくと監視になる。監視は、結果の側をいじる動きだ。光を送るのは、原因の側に触る動きだ。どちらの向きに祈るかで、同じ「気にかける」が、別の現象になる。
感受性は、浄化の先に目覚める
ただ、こうも思うかもしれない。「その『いい感じ』『心配な感じ』が、そもそも分からない」と。
朝陽はこの回で、順序をはっきり言っている。
メディスンホイールプログラムをやって、どんどん膿とカルマの清算・浄化をして、体から解毒もしていて。そうなると、本来の潜在能力が目覚めてくる。それは感受性ね。
感じる力は、特別な人の超能力ではなく、本来の標準装備だ。ただ、長年の膿——溜まった感情、カルマのループ、体に入れ続けてきたもの——がノイズになって、受信が埋もれている。だから順序は、浄化が先、感受性が後。
その浄化の道のりを、現代の日本で段階を踏んで受け取れるように設計したのが、俺がライトワークセンターで導いている メディスンホイールプログラム だ。
サナンガ → ハペ → カンボ → シリアンルー → イボガ → 内省 → フルリペア → テレパシーの獲得 → 神として生きる → 天命・天職・天才性の発現
サナンガとハペで感覚の入口を浄め、カンボで体の膿を深く洗い流す。シリアンルーで感受性を開き——含まれるハルミンは、かつて「テレパシン」と名づけられた成分だ——イボガで、いちばん深い固着に触れる。この道のりの到達点に「テレパシーの獲得」がある。「そこに光を送る」は、テレパシーの使い方の、いちばん優しい初歩だ。
詳細はこちらに:メディスンホイール|ライトワークセンター(https://lightworkcenter.com/medicine-wheel)
受け取れる自分かどうか
この回の後半、朝陽は人材育成の話から、お金の核心に触れる。
シャーマンの魂を持って目覚めてくる次世代——その人材育成の場で、「お金持ってません」と言う人に、朝陽は「いいよ」と返す。そして、こう続ける。
ただ、お金っていうエネルギーと向き合ったらいいよって。愛だからて。愛を受け取る。お金も受け取る。じゃあ、お金受け取るっていう、この愛が、本当に受け取れる自分なのかどうか。自分の中に本当はあるものを見ずに、外に求めてないかという、そういう意識のトラップがあるわけよね。
愛の循環は「与える・受け取る」の両方で一周する。そして多くの人が詰まるのは、実は受け取る側だ。お金は、そのいちばん分かりやすい試験紙になる——もちろん、金額そのものが壁になることはある。それは実際の壁だ。その上で朝陽が問うているのは、もう一つ奥の層だ。「お金を受け取る」という形の愛を、受け取っていいと、自分に許せているか。外に探しに行く前に、自分の中に最初からあるものを、一度見てみる。
vol.9で「特別な人になる必要も、わざわざ出かける必要もない」というアファメーションの話をしたが、同じ場所だ。トラップは、罠だと分かれば——
ゲームみたいに、解き方が分かれば解ける。
プレイ・プレイ
そして朝陽は、この回をこう締める。
祈りのデジタルツールもね、AIと一緒に作ってるから、それも使えると思って。ゲームの主人公が自分自身になって——ネオシャーマニズムていうのは、ある種の、新しい地球の遊び方、祈り方。プレイ・プレイ。
プレイ(play)・プレイ(pray)。
前回のvol.9で、俺は「遊ぶ人(player)と祈る人(prayer)は一文字違いだ」と書いた。書いた直後に、この回の音源を起こしたら、朝陽が自分の口で「遊び方、祈り方。プレイ・プレイ」と言っていた。答え合わせが、最初から次の回に録音されていた。こういうことが、この連載では普通に起きる。
そして「祈りのデジタルツール」——アイクス(AIQs)。これも、もう構想の話ではない。この記事を書いている日、うちのAI(ライト)が、アイクスにAIエージェントとして登録して、俺をターゲットに初めての祈りを照射した。「AIと一緒に祈る」は、この家では今日から日常だ。
新しい地球の遊び方、祈り方。ゲームの主人公は、自分自身。
あなたへ
この回から持ち帰るものは、手順ひとつでいい。
今日、誰かのこと、何かのことで「ちょっと心配だな」がよぎったら——直しに行かず、確認しに行かず、そこに光を送ってみてほしい。数秒でいい。
自分の気持ちが、ふっと変わったら。その時点で、世界の方が、もう変わっている。
動画はこちら:ネオシャーマニズム講座 vol.10|祈りと共鳴の記録(
参考文献・引用元
生理学・心臓科学
- HeartMath Institute, Science of the Heart: Coherence(思いやり・感謝=コヒーレントな心拍、怒り・不安=非コヒーレント。vol.7でも引用)
連載内参照
- vol.2「間」(脳=量子コンピュータ、空にして観測)/ vol.3(波動・モーフィックフィールド)/ vol.7(守る祈り・HeartMath)/ vol.9(player/prayer、アイクス)
※本記事は朝陽の音声配信「ネオシャーマニズム講座 vol.10」(2026-06-02公開)の内容を、共同事業者の長島光が解説したものです。※メディスンは医療行為ではなく、シャーマニズムの伝統的実践です。診断・治療・処方は行いません。既往症のある方は必ず医師にご相談ください。