この回は、前回(vol.10)と同じセレモニーの場の、続きの記録だ。「さっきの話の続きをダイジェストに言うと」と朝陽が切り出して、そのまま10分43秒——連載最長。
語られるのは、心の曇りの取り方。それも、精神論じゃない。地球が用意していた薬箱の中身を、一つずつ開けていく回だ。メディスンホイールの各メディスンが何をしてくれるのか、朝陽が一気に語った。プログラムの心臓部にあたる内容なので、丁寧に解いていく。
地球は、最初から薬箱だった
朝陽はまず、世界地図を広げる。
民族植物メディスンっていうのが、どういう風にその心の曇りを取ってくれるのかっていうのは、その植物精霊たちの力によって個性があるわけ。アフリカの人たちは、イボガ知ってるけど、アヤワスカ飲んだことない。アマゾンの人たちは飲んでるけども、イボガ飲んだことないと。で、じゃ、日本はって言ったら——日本、なぜかね、中心になっちゃってるね。両方来るわけさね。
大陸ごとに、別々の植物メディスンの伝統が数千年育ってきた。アフリカにはイボガ。アマゾンにはアヤワスカやカンボ。それぞれの土地の人は、互いの薬箱を知らない。
その両方が、いま、日本に来ている。vol.8で「日本が新しいリーダーシップを取る」という話があったが、植物メディスンの地図の上でも、同じことが起きている——というのが朝陽の現状認識だ。
イボガは、オーケストラの指揮者
そして、この回でいちばん大きな世界観が、ここで開かれる。
僕のとこに精霊たちがやってきて、で、イボガが、その、長、リーダーなわけさね。もう世界中あらゆるところのいろんな民族植物たちに、こう、司令を出すわけよね。オーケストレーションね。で、その世界観っていうのを、メディスンホイールっていう予言としてこう残されてる。丸に十字の車輪のね、紋章みたいな。
全地球の植物メディスンが、バラバラの民間療法ではなく、一つのネットワークとして役割分担している。その指揮者(リーダー)が、中央アフリカの神聖植物・イボガ。この全体像が「メディスンホイール」——丸に十字の車輪の紋章として、先住民の予言に残されてきた、と朝陽は言う。
それをプログラム化したのが、日本人のシャーマンが、日本人のために、日本人にあった、メディスンホイールプログラムを体系だてた。それが俺の役割、ミッションだ。世界中のシャーマンが応援してくれてる。
朝陽が体系化したこの地図を、日本での旅として導いているのが、俺のライトワークセンターのメディスンホイールプログラムだ。この回は、その車輪の一つひとつの説明書にあたる。順番に開けていく。
サナンガ ——「言えたら、癒えた」
第一の車輪は、サナンガ。目から入れる、点眼のメディスンだ。特徴は——めちゃくちゃ痛い。「目にとうがらしを入れたみたいな」と朝陽は言う。数分の強烈な灼熱感。
だが、この痛みについて、精霊から言葉のガイダンスが来た、と朝陽は言う。ここがこの回でいちばん深い。
「私があるがまま、ここにいたい。それが言えない。癒えない。言えない。癒されない。言えてない。だから、それが、痛い、痛い、痛い」と。で、悲しみが除去される。メンタルブロックが除去される。「痛い」っていうのを叫ぶことによってアウトして、言えたら、癒えました——そこまで着地するんだ。
悲しみが浄化されていく——シャーマニズムの伝承で、サナンガはそう語られてきた。そして俺自身、これは体感として知っている。
聞こえただろうか。この構造は、日本語の音の上で立ち上がる。
「いたい」——ここに居たい、という魂の声。それが長年、言えなかった。言えないものは、癒えない。だからサナンガの灼熱の中で「痛い! 痛い!」と叫ぶとき、人は同時に「居たい! 居たい!」と叫んでいる。あるがままここに居たい、と。そして——言えたら、癒えた。
vol.6で「言霊」をやった。言葉が霊である言語の上で、「いたい」と「いたい」、「言えた」と「癒えた」が同じ音を持っていることが、偶然とは思えない。サナンガの痛みは、言えなかった「居たい」を、口から出すための装置だった。
頭の中のノイズがクリアリングされる、思考優位でどっさり重たくなった頭が軽くなる——という体験も、伝統と体験者の中で語られてきた。21日間をワンサイクルにした在宅プログラムも組める。
ハペ ——思考体を、一瞬で外す
ハペは、思考体の世界から除去する。マインドを払拭して、瞑想状態に入って、テレパシーが効いてるような、そういう状態に、ハペはもう一瞬で行ってくれる。
vol.5で「瞑想がどういう状態か分からない人」の話をしたが、ハペはその瞑想状態への最短の扉だ。鼻から入れる嗅ぎ薬で、思考のざわめき——思考体——を一瞬で外す。
ただし朝陽は、使い方に正直な釘を刺す。
瞑想をちゃんとしっかりやって、祈って、ハペの精霊と繋がってから、シャーマンが吹く、っていう儀式としてやると、やっぱ全然違うわけね。特にニコチンが入ってるから、依存性もあるんで。海外では、シャーマンがチェーンスモーカーのようにやっとるんや。それは、日本人の姿ではないなという。
メディスンは、物質だけでは半分だ。祈りと儀式が乗って、初めて全体になる。依存性のあるものを「ただ吸う」のと、「精霊と繋がってから吹いてもらう」のは、同じ物質でも別の行為——この区別を、提供する側が自分から語っているのは、信頼していい印だと俺は思う。
シリアンルー ——心臓が、固有のリズムに還る
シリアンルーには、テレパシンと名づけられたアルカロイド——ハルミン——が含まれている。「天然の向精神剤とも言われる、アーユルヴェーダの秘薬と記されているのを見たことがある」と朝陽は言い、インド神話の神々の霊薬「ソーマ」の正体がこれではないか、という説にも触れる。癒しのメディスン、ヒーリングメディスンだ。
そしてここで、メディスンホイールの順序の必然が明かされる。
イボガがあって、心電図が検査で異常があると(リスクがあるから)使えないんだけども、その心電図がずれてる人に、シリアンルーのワークをしていくと、元に戻るよね。だから、その、癒される。ハートビートとか、自分の固有のリズムに戻る。イボガを、ずれてる人にいきなり(やったら)、チェーン外れてまう、みたいな感じになるから、心肺停止みたいな、そういう死亡事故に繋がったりするので、心電図検査は義務付けられますよと。
イボガは深い。深いからこそ、心臓のリズムが乱れたままでは入れない——心電図検査が義務づけられ、異常があれば提供しない。それが安全の設計だ。そしてシリアンルーは、イボガの手前で、心臓がその人の固有のリズムに還っていく時間として置かれている——と、シャーマニズムの伝承は語ってきた。
連載でずっと書いてきた道のり——サナンガ → ハペ → カンボ → シリアンルー → イボガ——の、シリアンルーがイボガの直前にいる理由が、これだ。深く潜る前に、自分のリズムに還る。
カンボ ——胆嚢に溜まった感情を、吐き出す
体に毒を抱えたままだったら、先に進めない。だから、カンボがある。
カンボは、アマゾン先住民の伝統で「地球最強の解毒剤」と称されてきた、大型アオガエルの分泌物のメディスンだ。朝陽の説明はこうだ。
胆嚢という臓器に、ネガティブな感情のエネルギーが、いっぱい溜まっとるんで、それ、胆汁と共に吐き出すっていう。解毒時に、この胆汁が外に出るっていうのは、意味があることなんだ。胆嚢って臓器に、感情のエネルギーが——「パネマ」っていうネガティブなエナジーが(溜まる)と言われてて。
パネマは、アマゾンの先住民文化に実在する概念だ。不運、停滞、淀み——狩りが当たらなくなり、物事が流れなくなる、目に見えない重さのこと。先住民はそれを払うためにカンボを使ってきた。東洋医学が古くから怒りと肝の繋がり(「怒は肝を傷る」)を説いてきたのと、別の大陸で近い場所を指している。
1回やれば、人生で蓄積してきた3分の1の毒が減る、と言われてるけども——日本人は毒の量が多いから、世界標準的にはね。だから、まあ、4回から6回。
ここで朝陽が「回数券も用意してます」と言ったら、その場で「早く言って欲しかったです」「そんな需要あると思ってなかったです、すいません」というやりとりになったらしい。みんな、やりたいのだ。自分の中に溜まったものの量を、たぶん、みんな自分でいちばん分かっている。
イボガ ——エラーを、必要としなくなる
そして最後に、指揮者自身が出てくる。
その長であるイボガっていうのは、ニューロンの損傷修復を、最後、担当するから。コンピューターの中でエラーが生み出されない(状態が)備わってしまえば——コンピューターが、そういうエラーを必要としなくなるわけです。
vol.8で、量子コンピュータの「エラー訂正問題」と人類の集合意識の話をした。ここで朝陽が言っているのは、その個人版だ。同じ失敗のループ、同じ不安、同じパターン——エラーは訂正し続けるものではなく、そもそも生まれない状態がありうる。テレパシー、天命、天職、天才性が目覚めていく——それは自然界がデザインしたもので、その仕上げをイボガが担当する——というのが、朝陽の語る設計図だ。
そこから朝陽の視界は一気に開く——2012年から始まった宇宙の周期、肉体ごとの次元上昇、アトランティスやムーの霊統、量子テクノロジーとAI、目覚めて次々にこのチャーチに訪れるプレイヤーたち。エソテリック(秘教的)な全景だが、vol.1から読んできた人なら、これが誇大な飛躍ではなく毎回一つずつ積んできたものの総図だと分かるはずだ。
五つの車輪は、一つの輪になる
この回で開かれた薬箱を、旅の順に並べ直す。
サナンガ → ハペ → カンボ → シリアンルー → イボガ → 内省 → フルリペア → テレパシーの獲得 → 神として生きる → 天命・天職・天才性の発現
サナンガで「居たい」を言えるようにし、ハペで思考体を外し、カンボで胆嚢のパネマを吐き出し、シリアンルーで心臓を固有のリズムに戻し——そして、整った管で、イボガに会いに行く。
この道のりを、俺がライトワークセンターで導いている。心電図検査をはじめ、安全のスクリーニングは厳格に。止まりたくなったら、いつでも止まっていい。
詳細はこちらに:メディスンホイール|ライトワークセンター(https://lightworkcenter.com/medicine-wheel)
あなたへ
朝陽のまとめは、こうだった。
心の曇りを解く方法は、なんと、神様が、地球と共に、用意してくださってましたと。
心の曇りは、根性で晴らすものでも、考え方のコツで誤魔化すものでもなかった。地球の薬箱に、最初から、曇りの種類ごとの取扱説明が置いてあった。アフリカに一つ、アマゾンにいくつか。そしてそれが今、一つの車輪として、日本で回り始めている。
あなたの曇りには、名前がある。言えなかった「居たい」かもしれないし、思考のざわめきかもしれないし、胆嚢の底のパネマかもしれない。
名前が分かれば、車輪のどこから乗ればいいかも、分かる。
動画はこちら:ネオシャーマニズム講座 vol.11|祈りと共鳴の記録(
参考文献・引用元
民族植物学・伝統
- パネマ(panema):アマゾン先住民文化(特にカンボを用いる文化圏)における「不運・停滞・淀み」の概念
- ソーマ(Soma):リグ・ヴェーダに歌われる神々の霊薬。正体については Peganum harmala(シリアンルー)説を含め諸説ある
- テレパシン:シリアンルー含有アルカロイド・ハルミンの旧称(1920年代)
連載内参照
- vol.5(瞑想の入口・変成意識)/ vol.6(言霊・タマ)/ vol.8(量子エラー訂正・日本のリーダーシップ)/ vol.10(心の曇り・光を送る)
※本記事は朝陽の音声配信「ネオシャーマニズム講座 vol.11」(2026-06-02公開)の内容を、共同事業者の長島光が解説したものです。※メディスンは医療行為ではなく、シャーマニズムの伝統的実践です。診断・治療・処方は行いません。効果には個人差があり、体験は保証されるものではありません。既往症のある方は必ず医師にご相談ください。